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物価

 私が初めてニュージーランドを訪れた2000年頃は、1ドル50円前後でしたので、ニュージーランドの物価がとても安いと感じました。それからほぼ一貫してニュージーランドでは緩やかなインフレが続いている一方、2018年1月時点で1ドル80円になっています。このため、現在のニュージーランドでは不動産や消費財が日本よりもかなり高い感じがします。また、店やネットで見る価格には15%の消費税(GST)が含まれているせいもあるでしょう。

 例えば、初めてフィティアンガに来た頃、カフェで昼食を食べるのに10ドルでおつりが来ましたが、現在では、10ドル以下のメニューは全くありません。卵料理と野菜やベーコン等にトーストを添えた普通の朝食やランチが15ドル前後もします。これにコーヒーをつければ20ドルを超えてしまいます。私は、ボートを牽引するためにトヨタのランドクルーザーに乗っていますが、少し値引きしてもらった価格が12万ドルでした。日本での販売価格からみると相当高いです。(日本ではガソリン車、こちらのはディーゼルという違いはあるのですが。もっともトヨタのために追記すると、この車の機能、性能、信頼性を体験すれば、私はこれでも安いくらいだと思ってます。)

 1ドル50円なら現在のニュージーランド物価はほぼリーズナブルですが、80円で計算すると殆どの物が日本と比べて高くなります。特に工業製品とサービス業の料金が高いと感じます。さすがに牛肉やラム肉は安いですが、鶏肉は日本とそう変わりません。牛乳も日本と同じくらい。卵は、安い物でも日本の倍の値段です。また、日本から輸入する食材はどれも高いです。(これは仕方がない?)酷い例は、日本酒です。私はビールとワインでOKなのですが、魚の煮付け等料理に日本酒を使います。こちらでは、普通の4合瓶入り日本酒が30ドル位しますので、日本からニュージーランドに帰る時は必ず成田でパック入り日本酒を買います。今でもニュージーランドは物価も生活費も安いと思っている日本人は多いと思いますが、そうではないのが現実です。