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ランフェリーバンクの遠征釣り

 ランフェリーバンクは、日本で言うと、(私は行った事がないのですが)多分トカラ群島や伊豆南諸島のような所ではないかと思う。海が荒く、大型回遊魚やサメ、怪物の様な巨大な根魚のメッカだ。ランフェリーバンクは、北島本島の東端、イーストケープから20マイル程の距離に深海から急峻に立ち上がる水深数百mから数十mの広大な堆だが、島や露岩はない。多分、ニュージーランドではスリーキング島と並ぶ最高の海釣りポイントと言っていいだろう。ただ、イーストケープ周辺にはほとんど人が住まず、港もランプもないので、ここに釣りに行くには小型トレーラーボートをイーストケープ周辺の砂浜から海に出すか、ワカタネやギズボーンの港から大型ボートで泊りがけ遠征釣行するしかない。本島から近いのに今でも大型魚の魚影が濃いのは、このようにアクセスが困難なのと悪天候の日が多いからでもある。

 私は、2004年1月に車でイーストケープまで行き、そこからボートをチャーターして釣りに出た。まず、車でイーストケープまで行くのが大変。ワカタネを過ぎると、店も給油所も殆どなく、途中砂利道や、交互通行の場所もある。フィティアンガから300キロ程走ってワカタネで給油し、水、氷、食料、釣り餌を買ってから、更に3-4時間走る。幸いなことに、年間数日しかない程の好天に恵まれ2日間釣りに出ることができた。何処のポイントも魚影が濃く、すぐにアタリがある。ハプカ、メダイ、バス(ハプカに似たモロコの様な魚)、ヒラマサ、タイ、クロシビカマス等色々釣れたが、目指すほどの大物は釣れず、12キロのハプカが最大の釣果だった。是非また行ってみたいと思う。