晩秋の頃に釣れる東京湾の脂の乗ったマアジは実に旨いが、ニュージーランドでそこまで旨いマアジには出会えていない。それでも、秋から冬にかけて脂の乗ったNZマアジはとても美味い。フィティアンガのフェリー(というより渡し舟)乗り場では、夜NZマアジが良く釣れ、時には40センチ近い物も釣れる。日本でキアジと呼ばれる根付きのマアジと比べると、体高が心もち低く体の断面はより丸い(つまり肉厚)ように思う。背側は、緑がかった青色か、薄い黄色がかった茶色をしているが、この色は周囲の色によって変化する。ナメロウやアジフライにすると旨い。