トローリングは、ニュージーランドでは人気のある釣りです。ゲーム・フィッシングと言えば、トローリングで、カジキ類、キハダマグロ、鰭長マグロ、カツオ、シイラ等を狙います。日本のトローリングは、海外から輸入されたものですのでニュージーランドと釣り方やテクニックに違いはないですが、タグ＆リリースは、ニュージーランドの方が普及しています。また、各地にゲーム・フィッシングクラブがあり、釣った魚の計量システム、ライン強度測定器等のインフラがとても良く揃っています。大物を釣ったら、ウエイマスターと呼ばれるフィッシングクラブの計量責任者に電話すると港ですぐ魚を計量しライン強度も測定してくれて、証明書を発行してくれます。相手は回遊魚ですので、魚群がいる時期にその場所で釣るのが最も重要です。また、ドラッグ性能の優れたトローリング用リール（レベル・ワインドのないレバー・ドラッグ・リール）が必要です。ドラッグ性能が良いとは、ドラッグの滑り出しが滑らかで、長時間ドラッグを作動させてもドラッグ力が変化しないことです。また、大物を狙う時は、ドラッグ強度の正しい設定と、仕掛けやラインの点検をしっかりやっておかないと後悔先に立たずと言う事になります。10キロ以上のマグロやカジキを狙う場合には、ハーネスとジンバルも必要です。