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深場のジギング

 ヒラマサは、冬場に浅い岩礁周りから沖合いの深場の根に移動する。これを狙って水深100m位のポイントを300g前後のメタルジグで釣る。2010年頃までは、ニュージーランドではジギングがそれ程ポピュラーでなく、ポイントや釣り方を自分で開拓していく楽しみがあったが、今(2018年)では、たくさんのジガーを見かける。ダイワやシマノが日本のジギングを紹介した功績(?)でもあろう。ジグ、専用のリールや竿が各種売られている。

 2005年8月に試し釣りを行った時は、10キロ以上のヒラマサを立て続けに3匹釣りあげた。底から5m以上の層にはオニカマスがいっぱいなので、ジグを決して上に上げずに底周辺のみで誘う事と、それでもオニカマスを完全には避けられないので、毎回仕掛けをチェックし、傷ついた部分を常に交換することが大切。太目のナイロンリーダーを使用することも必須だ。ジグを上げ下げする時も出来るだけ早いスピードで行い、中層でオニカマスにつかまるのを避ける。オニカマスやクロシビカマスの歯は、かみそりのように鋭く、新素材の道糸に軽く触れただけで切ってしまう。オニカマスよけ、根ずれ防止、そしてクッション作用を目的として50号程度のナイロンリーダーを10m程度先糸としてつけるのがいい。深場のジギングでは、ヒラマサの他に、大ダイ、ゴールデン・スナッパー、フロスト・フィッシュ、ハプカ等も釣れる。