釣り自慢とニュージーランドの生活紹介サイトです

深場の五目釣り

 マーキュリー湾周辺は遠浅なので、深場と言っても沖にある水深50mから100m程度の根の周辺にアンカーを打って釣る事が多い。風が静かなら流し釣りをする。この釣りの面白いところは、本当に何が釣れるかわからない事。タイ、テラキー、カウアイ、アジ、シマアジ、ハプカ、ホウボウ、ヒラマサ、マイカ、スイープ、ブルーマオマオ、ピンクマオマオ、サメ類、フロストフィッシュ、ルビーフィッシュ、オニカマス、マトウダイ、ゴールデン・スナッパー、ブルーコッド、等々が釣れる。釣り方は、日本で言う胴付仕掛けだが、日本のように枝針を何本も出す必要はない。魚影が濃いので、枝針は3本もあれば十分だ。大物が釣れることもあるので、太目のハリス(10号以上)と大き目の針(ムツ20号以上等)を使うが、シマアジやテラキーを狙う時は小さい針の方がいい。餌は、魚やイカの切り身を使う。ハプカや大ダイを狙う時は、泳がせ仕掛けに生餌か冷凍アジ等の丸掛けか手のひらサイズのカツオ切り身等を付ける。この釣りで釣果を上げるために重要な事は、予め色々な仕掛けを準備しておき、その日その時その場所で釣れる魚種を早く見つけて、それに合う仕掛けを使う事だ。餌ばかり取られる時は、小さい針に小さい餌で餌取り犯人を釣るか、逆にもっと大きな仕掛けと餌でハプカや大ダイを狙うのが良い。中層にイカがいる事もあるので、怪しいと思ったら、胴付きの枝針の一つをイカヅノに代えて見るのも良い。また、中層にオニカマスがいる時は、胴付き仕掛けに光る部分(例えば、ステンレスやニッケルメッキのより戻し等)があると、仕掛けをおろす時や上げてくる時に簡単に切られてしまう。こんな時は、メタルジグですぐにオニカマスが釣れる。但し、ニュージーランドでは、虫がいるとの事で誰もオニカマスを食べない。