釣り自慢とニュージーランドの生活紹介サイトです

ビーチからの投げ釣り

 フェリー乗り場のすぐ脇の砂浜は川幅がせまくなっていて、かつ、マリーナやランプへの航路になっているので、水深が急に深くなっている。そして、そのすぐ先(海側)はマーキュリー湾となり広がっている。このため、潮流と川からの堆積物の影響でビーチの一部は遠浅になっていて、大きな干潮時には少し沖に砂地が現れる。そこには、ピピと呼ばれるマテ貝のような貝が群生していて、干潮時には誰でも簡単に沢山の貝を採ることが出来る。この貝は、砂を掃かせて食べると旨いが、この辺りの魚の主要な餌にもなっていて、釣り餌としても最高だ。

 干潮近い時刻にビーチに出かけてピピを採り、これを餌にしてビーチから投げ釣りをすると、結構釣れる。このホームページを介して知り合ったOご夫妻は、フィティアンガ滞在中に毎日のようにビーチで投げ釣りをされて、プローリー、シマアジ、イエローアイミュレット、カウアイ、時にはタイやカレイも釣っていた。引き潮が終わる頃、潮が海に向かってゆっくり流れていく時が一番釣れるようだ。ここは、潮の満ち引きに合わせてマーキュリー湾から川に向かって遡上したり海に戻ったりしている魚の通り道なので、その行動パターンに合わせて、魚が通過する頃合に竿を出すのが好釣果を得る秘訣ではないかと思う。