釣り自慢とニュージーランドの生活紹介サイトです

ウナギ釣り

 ニュージーランドにウナギがいるのは、最初にニュージーランドに来たときに、ワカタネ港で夜ウナギを見かけて分かっていました。その後、コロマンデルの町にある橋から地元の人が、日本でコイに餌をやるようにパンくずをウナギに与えているのを見た時、ウナギの大きさに度肝を抜かれ、何時か何とかして釣ってみたいと思っていました。2007年夏にこのホームページを介して知り合ったOご夫妻から、フェリー乗り場で夜ウナギが釣れると聞いて、私も試してみました。小さめの針と太目(8号くらい)の道糸に3-5センチくらいのアジの切り身をつけて、物陰近くの暗がりに仕掛けを落としてじっと待つと、小さなあたりがくる。あわてずにウナギが餌を食い込むまで待って合わせると、重い手ごたえがあり、最初かなり引きます。その後の調査で、どうもウナギは1年中ここにいるのではなく、夏頃にしかいないらしいと分かってきました。

 合わせのタイミングがビミョーなのと、手応えがすごく、なかなか面白いです。中には、巨大なウナギもいて、怖いようなのが釣れたりしますが、小さいウナギの方が骨が邪魔にならず食べやすいです。大きなウナギは、ハモのように骨切りをして食べると良いと、これもOご夫妻から教わりました。現地の人はあまりウナギを食べたりしないので魚影は濃いですが、逆にむやみに釣ると数が減ってしまうと思います。食べる分だけ、一匹か二匹釣って帰るのがいいでしょう。

 もちろん、ウナギは川にもいます。というより、川という川にはウナギがいます。日本でも使うような入ったら出られないカゴを使って獲るのが一番良いと思います。大きすぎるのが取れた時でも簡単にリリースできます。置き針で釣ると大きすぎるのが釣れたらウナギにとっても釣り人にとっても悲劇が起こります。

2008年1月追加

 その後何回かワーフでウナギ釣りをやってみました。夏から秋にかけては良く釣れますが、その他の季節にはあまり釣れません。潮どまりより、潮が流れているほうが良いです。また、他の場所でもナギをいろいろ見る機会がありましたが、ニュージーランドのウナギは、小さいうちは日本のウナギに味も姿もそっくりですが、とんでもなく大きくなることがわかりました。長さが1.5m以上、太さがビールの大瓶程のウナギに驚いていたら、一升瓶程の太さのウナギもいます。大きいのは、さばくくのも大変ですし、どうしても骨が邪魔になるので、日本で売っているような小さなのを選んで持ち帰って食べるのがいいと思います。

 ちなみに、ウナギはマオリ語ではTUNAといいます。ロトルアでマオリショーを見に行った時、そこで餌付けをしている巨大なウナギをみせてくれましたが、案内役のマオリ女性がこのウナギをTUNAとよんでいて、私は冗談でウナギなのにマグロという名前をつけて呼んでいるのかと思っていましたが、後でTUNAがマオリ語ではウナギを指すことがわかりました。紛らわしいですね。