マーキュリー湾周辺にもアオリイカがいることが分ったので、2005年3月に夜釣りで狙ってみました。ポイントで投錨し、ライトで水面を照らすとアジやパイパー等と一緒にアオリイカも寄ってきます。そこに、活餌か冷凍のアジを丸付けしたアオリイカ仕掛けをキャストして待っていると、イカが抱きつきますので、静かに寄せてきてタモですくいます。アジは活餌の方がやはりよくイカにアピールするようです。ニュージーランドのアオリイカは、非常にしつこい性格です。一旦餌に取り付いてその味をしめると、何回ばらしても必ず船の下で待っていて再び餌を投入するとすぐに乗ってきます。昼間にエギをキャストしても釣れますが、夜の方がよく釣れます。ニュージーランドにはイカを釣る人も食べる人も少ないので、場荒れのない状態で純朴なイカ達を相手に釣りができます。ほぼ一年中釣れますが、夏から秋の時期が活性が高く釣り易いように思います。
その後、何度かアオリイカを釣ってみた。エギでも釣れるが、アジ等の小魚を餌にした方が良く釣れるように思います。昼間磯からでも釣れます。魚と違って、潮の動きのないワンド状になったような場所を好むように見えます。多分浅くて奥まったような所の方が安全だからではないかと考えます。縄張りを持って生活しているのか、同じ場所で何十匹も釣れる事はありません。水深1mから10mくらいまでの所でよく釣れます。あまり深い場所にはいないようです。
Aucklandのアジア人人口が増え続けているので、Auckalnd周辺ではアオリイカ釣りが盛んになっています。Whitiangaではまだアオリイカ釣りをする人はほとんどいませんが、肝心のイカの生息数が少ないようで、なかなか釣れません。